【ベトナムコーヒーで27時間眠れない?】外国人旅行者の投稿が話題 なぜこんなに強いのか

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ベトナム旅行で一度は飲んでみたいものの一つが、

ベトナムコーヒー

ではないでしょうか。

濃いコーヒーに練乳を合わせた「カフェ・スア・ダー(Cà phê sữa đá)」は特に有名で、暑いベトナムの街を歩きながら飲むと非常においしいです。

しかし最近、

「ベトナムコーヒーを飲んだら27時間眠れなかった」

という外国人旅行者のSNS投稿が話題になりました。

ベトナムのTuoi Tre Newsが2026年8月13日に紹介したもので、ある旅行者は初めてアイスのベトナムコーヒーを注文した際、

「氷ばかりでコーヒーが少ない」

と感じたそうです。

その後、氷を少なくして注文したところ、本人によれば、

27時間起きていた

という結果になったと投稿しています。

もちろん、これは本人によるSNS上の体験談です。

「ベトナムコーヒーを飲めば必ず27時間眠れなくなる」という話ではありません。

ただし、ベトナムで広く使われているロブスタ種はアラビカ種よりカフェイン量が多い傾向があることは研究でも確認されています。

そのため、普段あまりコーヒーを飲まない人やカフェインに敏感な人は、旅行中に少し注意した方がいいでしょう。

動画でも解説しています

この記事は、当YouTubeセカンドチャンネル動画をもとにしています。

SNSで話題になった「ベトナムコーヒーで27時間眠れなかった」というエピソードと、なぜベトナムコーヒーが強く感じられるのかについて動画でも解説しています。

「27時間眠れなかった」とSNSで話題に

今回話題になったのは、外国人旅行者たちによるベトナムコーヒーの体験談です。

Tuoi Tre Newsによると、ThreadsなどのSNSでは、

「想像以上に強かった」

「夜になっても眠れない」

といった投稿が相次いでいます。

その中でも注目されたのが、初めてアイスのベトナムコーヒーを飲んだ旅行者です。

最初に注文した際、グラスの中に氷が大量に入っており、コーヒー自体は半分程度に見えたため、

「なぜこんなに少ないんだ」

と思ったそうです。

そして次に注文した際には氷をかなり少なくするよう求めました。

その結果、本人はSNS上で、

27時間起きていた

と報告しています。

ただし「27時間」は医学的検証ではない

ここは重要です。

今回の「27時間眠れなかった」という数字は、

SNS利用者本人の体験談

です。

実際に何mgのカフェインを摂取したのか。

その日ほかにカフェインを摂っていたのか。

睡眠不足、時差、体調など別の要因があったのか。

こうした条件は報道からは確認できません。

したがって、

「ベトナムコーヒー1杯の作用が27時間続いた」と医学的に証明されたニュースではありません。

一方で、カフェインが睡眠へ影響すること自体はよく知られています。

CDCも良質な睡眠のため、午後や夕方以降のカフェインを避けることを勧めています。

別の外国人も「午前3時まで眠れない」

今回の記事で紹介されているのは一人だけではありません。

TikTokクリエイターのPatrik Matiaskaさんも、ベトナムコーヒーを飲んだ後、

「午前3時なのに眠れない」

という内容の動画を投稿。

それでも味が気に入ったため、翌日に再び飲んだところ、また午前3時まで眠れず、さらに別の日には午前4時まで起きていたという動画を公開しています。

こうした一連の投稿が、

「ベトナムコーヒーは強い」

という話題をSNS上でさらに広げています。

ただし、これについても個人の体験談であり、すべての旅行者に同じことが起こるわけではありません。

なぜベトナムコーヒーは強い?

大きな理由の一つが、

コーヒー豆の種類

です。

ベトナムでは伝統的に**ロブスタ種(Coffea canephora)**が広く生産・利用されています。

ベトナム政府の公式観光サイトでも、ベトナムではロブスタが主要なコーヒー豆として使われていることを紹介しています。

国際コーヒー機関(ICO)も、ベトナムを世界最大級のロブスタ生産・輸出国として扱っています。

そして重要なのが、

ロブスタは一般的にアラビカよりカフェイン含有量が多い

という点です。

研究でも、ロブスタの方がアラビカよりカフェインの蓄積量が高いことが確認されています。

「アラビカの2倍」は目安として考える

ベトナムコーヒーについて、

「ロブスタはアラビカの約2倍のカフェイン」

という説明を見かけることがあります。

今回のTuoi Tre Newsでも、現地SNS利用者がそのように説明しています。

ただし、実際のカフェイン量は、

  • 豆の品種
  • 使用量
  • 焙煎方法
  • 挽き方
  • 抽出方法
  • 抽出時間
  • 1杯に使う粉の量

などによって変わります。

そのため、

「ベトナムコーヒーなら必ずアラビカのちょうど2倍」

と考えるのは正確ではありません。

より安全な理解は、

ロブスタはアラビカよりカフェインが多い傾向がある

というものです。

小さいグラスでも油断できない

ベトナムコーヒーを初めて注文すると、

「思ったよりコーヒーが少ない」

と感じることがあります。

特にカフェ・スア・ダーでは、

  • 濃く抽出したコーヒー
  • 練乳
  • 大量の氷

という組み合わせが一般的です。

ベトナム政府の公式観光サイトも、カフェ・スア・ダーを、フィンで抽出したコーヒーに練乳と多くの氷を合わせた飲み物として紹介しています。

グラスいっぱいに薄いコーヒーが入っているわけではなく、

濃いコーヒーを氷と一緒に楽しむ

という飲み方です。

そのため見た目の液体量だけで、

「少ないから一気に飲んでも大丈夫」

と判断しない方がいいでしょう。

ベトナムの「フィン」でゆっくり抽出

伝統的なベトナムコーヒーで特徴的なのが、

フィン(phin)

と呼ばれる金属製のコーヒーフィルターです。

小さな金属フィルターをグラスの上へ置き、コーヒーをゆっくり抽出します。

ベトナム政府観光サイトでも、フィンはベトナムコーヒー文化を象徴する器具として紹介されています。

抽出された濃いコーヒーをそのまま飲む場合もあれば、

練乳。

氷。

ココナッツ。

卵。

塩クリーム。

などを組み合わせてさまざまなスタイルで楽しみます。

甘いからカフェインが弱いわけではない

カフェ・スア・ダーが飲みやすい理由の一つが、

練乳の強い甘さ

です。

濃く苦いコーヒーと甘い練乳が組み合わさることで、デザートのように飲みやすく感じる場合があります。

しかし、

甘い=カフェインが少ない

という意味ではありません。

コーヒー自体のカフェイン量は、使われている豆や抽出方法などによって決まります。

「甘くておいしいから」と短時間に何杯も飲むと、知らないうちにかなりのカフェインを摂取する可能性があります。

カフェインはどれくらいまで?

米FDAは、健康な成人の多くについて、

1日400mg程度までのカフェイン

は一般的に悪影響と関連しない量として紹介しています。

ただしFDA自身も、

カフェインへの感受性や、体内から排出する速さには大きな個人差がある

と注意しています。

つまり、

「400mgまでは誰でも何時に飲んでも大丈夫」

という意味ではありません。

同じコーヒーを飲んでも、

すぐ眠れる人。

心拍が速く感じる人。

手が震える人。

夜まで眠れなくなる人。

反応は人によって違います。

カフェインは意外と長く体に残る

NIOSHの解説では、カフェインは摂取からおよそ15~45分で作用し始め、

半減期は一般に5~6時間程度

とされています。

半減期とは、体内にあるカフェイン量が半分程度になるまでの時間です。

例えば夕方にカフェインを大量に摂れば、寝る時間になっても一定量が体内に残っている可能性があります。

さらに人によって代謝速度は異なります。

そのため、

「午後に飲んだから夜には完全に抜ける」

とは限りません。

寝る6時間前でも睡眠に影響した研究がある

カフェインと睡眠については、興味深い研究があります。

400mgのカフェインを、

  • 就寝直前
  • 就寝3時間前
  • 就寝6時間前

に摂取した研究では、

6時間前の摂取でも睡眠時間などへの影響が確認されました。

さらに2023年のシステマティックレビューでは、カフェイン摂取によって平均して総睡眠時間が減少し、寝付くまでの時間も長くなることが報告されています。

そのため、カフェインに弱い人なら、

夕方以降の濃いベトナムコーヒーは避ける

という方法が分かりやすいでしょう。

旅行者は午前中に試すのがおすすめ

初めてベトナムコーヒーを飲むなら、

最初は午前中から昼ごろまで

に試す方が安心です。

特に、

  • 普段コーヒーをあまり飲まない
  • カフェインを飲むと眠れなくなる
  • エナジードリンクにも弱い
  • 翌朝早い予定がある
  • 長距離移動の前日

という人は、夜に初挑戦する必要はないでしょう。

CDCも睡眠のため、午後から夕方のカフェインを避けるよう案内しています。

氷が多くても一気飲みしない

今回話題になったSNS投稿から学べる、一番分かりやすいポイントかもしれません。

ベトナムコーヒーを見て、

「氷ばかりで量が少ない」

と思っても、

一気飲みする必要はありません。

今回の記事でも、ベトナム側のSNS利用者から、

「一気に飲まず、何時間もかけて飲む」

というアドバイスが紹介されています。

もちろん、すべてのベトナム人が何時間もかけて飲むわけではありません。

ただ、街中のカフェで座って会話をしたり、仕事をしたりしながらコーヒーを楽しむ文化は、ベトナム旅行の魅力の一つです。

急いで飲み干すより、

カフェで過ごす時間も含めて楽しむ

くらいの感覚がちょうどいいと思います。

水を一緒に飲めばカフェインが消えるわけではない

ベトナムのカフェでは、コーヒーと一緒にお茶や水が出てくる店もあります。

濃いコーヒーと一緒に水分を取ること自体はいいと思います。

ただし、

水を大量に飲めばカフェインがすぐ体外へ出て、眠れなくなる作用を打ち消せる

という意味ではありません。

カフェインは体内で代謝されるまで時間がかかり、一般的な半減期は5~6時間程度です。

今回の記事で紹介されたTikTok利用者も、「水をたくさん飲む」と対策したものの、本人によればその夜も午前4時まで眠れませんでした。

水は水として飲みながら、

そもそものカフェイン量を調整する

方が重要です。

堀大輔さんが飲んだらどうなる?

動画では、最近「ショートスリーパー」として話題になっている堀大輔さんについて、

「このベトナムコーヒーを飲んだらどうなるのだろう?」

という雑談もしています。

ただし、ここはニュースとは完全に分ける必要があります。

今回確認したベトナムコーヒーの報道に、堀大輔さんは登場しません。

また、堀さん自身がベトナムコーヒーを飲んでどうなったのかという情報も、今回確認した範囲ではありません。

堀さんは自身について、非常に短い睡眠時間で生活していると公に語っている人物ですが、それとカフェインへの感受性は別の問題です。

したがって、

「ショートスリーパーならベトナムコーヒーを飲んでも平気」

とも、

「さらに眠れなくなる」

とも判断することはできません。

動画内の話は、あくまでちょっとした雑談として捉えてください。

「睡眠時間が短い」と「カフェインに強い」は別

カフェインへの反応は、睡眠時間だけで決まるわけではありません。

FDAも、カフェインに対する感受性や代謝速度には大きな個人差があると説明しています。

そのため、

普段睡眠時間が短い。

夜型。

コーヒーをよく飲む。

というだけで、カフェインの影響を受けないとは言えません。

健康情報としては、

自分の身体がどう反応するかを確認しながら量と時間を調整する

のが現実的です。

ベトナム人でもコーヒーが苦手な人は当然いる

「ベトナム人は毎日強いコーヒーを飲んでいるから全員カフェインに強い」

というイメージを持つ人もいるかもしれません。

もちろん、そんなことはありません。

カフェインへの感受性には個人差があります。

ベトナムには強いコーヒー文化がありますが、

全員が毎日飲むわけでも、

全員が夜に飲んでも眠れるわけでもありません。

国籍ではなく、

自分自身がカフェインにどの程度強いか

を基準に考える方がいいでしょう。

「胃に強い人なら一気飲みOK」でもない

動画内では、

「胃腸に自信がある人以外は一気飲みしない方がいい」

という話もしています。

ただ、カフェインの問題は胃だけではありません。

FDAはカフェインを摂りすぎた場合の症状として、

  • 不眠
  • 動悸
  • 心拍数の増加
  • 不安感
  • 震え
  • 胃の不快感
  • 吐き気
  • 頭痛

などを挙げています。

そのため、

胃が丈夫なら大量に飲んでも問題ない

という考え方は避けた方がいいでしょう。

塩コーヒーやココナッツコーヒーも人気

ベトナムコーヒーは、カフェ・スア・ダーだけではありません。

近年特に有名になっているのが、

カフェ・ムオイ(Cà phê muối/塩コーヒー)

です。

フエ発祥とされるスタイルで、コーヒーに塩味のあるクリームを合わせます。

ベトナム政府観光サイトでも、フエ発祥の塩クリームコーヒーとして紹介されています。

そしてもう一つ人気なのが、

カフェ・ズア(Cà phê dừa/ココナッツコーヒー)

です。

ココナッツクリームや練乳とコーヒーを組み合わせた、デザート感覚の一杯です。

エッグコーヒーも外せない

ハノイへ行くなら、

カフェ・チュン(Cà phê trứng/エッグコーヒー)

も有名です。

ベトナム政府観光サイトでも、ベトナムを代表するコーヒースタイルの一つとして紹介されています。

卵黄などを使った濃厚なクリームとコーヒーを組み合わせたもので、

「飲み物」というよりデザートに近いと感じる人もいると思います。

同じ「ベトナムコーヒー」でも、店や地域によってかなり違います。

バインミーとコーヒーの組み合わせもおすすめ

個人的に好きなのが、

バインミー+ベトナムコーヒー

です。

Tuoi Tre Newsで紹介されたSNS投稿でも、「ミルクコーヒーとバインミーは朝に最高」という趣旨の反応が紹介されています。

甘く濃いコーヒーと、肉や野菜の入ったバインミー。

朝食としても非常にベトナムらしい組み合わせです。

ただしカフェインに弱い人は、やはり朝に楽しむ方が安心でしょう。

初めて飲む人が覚えておきたいこと

ベトナムコーヒーへ初挑戦するなら、難しく考える必要はありません。

ポイントは、

最初は午前中に飲む。

氷が多くても一気に飲まない。

最初から何杯も注文しない。

カフェインに弱い人は少量から試す。

夜に眠れなくなりやすい人は午後以降を避ける。

という程度です。

特に旅行中は、翌日に早朝便やツアーが入っている場合があります。

「せっかくベトナムに来たから飲んでみよう」

と夜10時に濃いコーヒーへ初挑戦し、

翌朝全く眠れていない。

という事態は避けたいところです。

眠れなくなってしまったら?

一度摂取したカフェインを瞬時に体外へ排出する方法はありません。

カフェインは時間をかけて代謝されます。

そのため、カフェインによって目が冴えていると感じた場合は、追加のコーヒー、エナジードリンク、濃いお茶などを控え、無理にさらに刺激物を摂らない方がいいでしょう。

強い動悸、胸痛、激しい震え、意識状態の異常など重大な症状がある場合は、単なる「眠れない」で済ませず医療機関へ相談する必要があります。

FDAも過剰なカフェイン摂取では動悸、不整脈、不安、震えなどが起こり得ると案内しています。

まとめ:ベトナムコーヒーは「少ないから弱い」と思わない

2026年8月、ベトナムコーヒーを飲んだ外国人旅行者たちのSNS投稿が話題になっています。

その中には、

「アイスコーヒーを飲んだ後、27時間起きていた」

という投稿もありました。

ただし、これは個人の体験談であり、

ベトナムコーヒーを飲むと必ず27時間眠れなくなるという意味ではありません。

一方で、ベトナムで広く使われるロブスタ種は、アラビカ種よりカフェイン量が多い傾向にあることが研究で確認されています。

カフェインは人によって効き方が大きく異なり、一般的な半減期も5~6時間程度あります。

初めて飲む人は、

小さいグラスだからと油断しない。

一気飲みしない。

夜ではなく午前中から昼に試す。

自分の体調を見ながらゆっくり楽しむ。

という飲み方がおすすめです。

そして、ベトナムコーヒーの魅力は「強さ」だけではありません。

カフェ・スア・ダー。

塩コーヒー。

ココナッツコーヒー。

エッグコーヒー。

店ごとに味も大きく違います。

カフェへ入り、ゆっくり座って、氷が溶けて味が少しずつ変わっていく時間まで楽しむ。

そういう飲み方も、ベトナム旅行ならではの楽しみ方だと思います。

参考情報

出典:Tuoi Tre News「Foreigners get hooked on Vietnamese coffee despite sleepless nights」

出典:米国食品医薬品局(FDA)「Spilling the Beans: How Much Caffeine is Too Much?」

出典:CDC「About Sleep」

出典:NIOSH「Caffeine & Long Work Hours」

出典:PubMed「Differential regulation of caffeine metabolism in Coffea arabica and Coffea canephora」

出典:Journal of Clinical Sleep Medicine掲載研究「Caffeine Effects on Sleep Taken 0, 3, or 6 Hours before Going to Bed」

出典:Vietnam Tourism「The secret art of Vietnamese coffee」

この記事は、当YouTubeセカンドチャンネル動画をもとにしています。

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