【パタヤで「育毛剤」高額販売トラブル】路上で声をかけ店へ…約1.5万バーツ支払い 同様の相談相次ぐ

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タイ・パタヤで、路上を歩いていた外国人観光客が「髪が生える」「髪が太く黒くなる」などと勧められ、高額なハーブ製品を購入した後、「騙された可能性がある」と警察へ相談するケースが報じられています。

今回相談したのはインド人観光客です。

2026年8月26日夜、パタヤ・セカンドロードを歩いていたところ、3人の外国人男性から声をかけられ、育毛効果があるとする製品を紹介されたと説明しています。

その後、近くの店舗へ案内され、43,000インドルピー、当時の換算で約14,799バーツを支払ったということです。

友人から価格や商品について疑問を指摘され、不審に思った観光客は同日深夜にパタヤ市警察署へ相談しました。

パタヤでは同じように「育毛」「ダイエット」などをうたう商品を路上で勧め、店へ案内して高額で販売したという相談が以前から繰り返されています。

動画でも解説しています

この記事は、当YouTubeセカンドチャンネル動画をもとにしています。

パタヤで繰り返し報告されている「育毛ハーブ」「ミラクルオイル」などの高額販売トラブルについて、今回のケースや旅行者が注意したいポイントを動画でも紹介しています。

記事とあわせて確認してみてください。

8月26日夜、パタヤ・セカンドロードで声をかけられる

観光客の説明によると、出来事が始まったのは8月26日午後9時2分ごろでした。

パタヤ中心部のセカンドロードを歩いていたところ、面識のない外国人男性3人が近づき、会話を始めたとされています。

男性らは、ハーブを使った製品について、

  • 髪が再び生える
  • 髪が太くなる
  • 黒く豊かな髪になる

といった趣旨の説明をしたとされています。

そのまま観光客は近くの店舗へ案内され、商品を購入する流れになりました。

支払額は約14,800バーツ

観光客が支払ったと説明している金額は43,000インドルピーです。

当時の報道では、タイ・バーツ換算で約14,799バーツとされています。

日本円にすると為替によって変わりますが、数万円規模の買い物になります。

購入後、友人に話したところ、価格や商品の中身に疑問を持たれ、観光客自身も「騙されたのではないか」と考えるようになったとされています。

そして8月27日午前1時20分ごろ、パタヤ市警察署を訪れ、捜査を求めました。

商品の中身や育毛効果は確認されていない

報道では、友人が商品について「安価なハチミツやココナッツオイルにハーブを混ぜたもののように見える」と疑問を呈したとされています。

しかし、今回の商品について公的機関による成分分析結果や、科学的に育毛効果が確認されたという情報は確認できません。

したがって、

「中身はただのココナッツオイルだった」

と断定することも、逆に

「本当に髪が生える製品だった」

と評価することも現時点ではできません。

今回の個別事件では、まだ「詐欺確定」ではない

観光客は警察に被害を訴えていますが、今回の8月26日のケースについて、報道時点では販売者が詐欺罪で有罪になったという情報はありません。

そのため記事では、

  • 詐欺だった
  • 偽物を売った
  • 犯罪グループだった

と確定事項として書くのではなく、「観光客が高額販売による被害を訴え、警察が調査している」という表現が適切です。

ただし似た手口は以前から繰り返されている

今回だけの特殊なケースではありません。

パタヤでは以前から、ビーチロードやセカンドロード周辺などで旅行者へ声をかけ、育毛やダイエット効果をうたうハーブ商品を高額で販売したという相談が繰り返されています。

典型的に報告されている流れは、次のようなものです。

  • 路上で親しげに話しかける
  • 髪・体重など本人が気にしそうな話題を出す
  • 「よく効く商品がある」と紹介する
  • 近くの店や部屋へ同行するよう促す
  • 商品を見せる、または簡単な実演をする
  • その場で支払いを求める

もちろん、路上販売や外国人から声をかけられること自体が犯罪という意味ではありません。

重要なのは、知らない人から突然健康上の悩みを指摘され、そのまま特定の店舗へ連れて行かれ、高額商品の即決を求められるという流れに注意することです。

2026年1月にも約4万3,400バーツの相談

2026年1月にも、インド人旅行者がパタヤ・セカンドロード付近で外国人男性らから声をかけられ、育毛効果をうたうハーブ製品を購入したという相談がありました。

このケースでは、200mlのハーブ混合物2本と100mlのココナッツオイル1本を購入し、合計43,400バーツを支払ったとされています。

今回の8月のケースで出てくる「43,000」はインドルピーですが、1月のケースは「43,400バーツ」です。

数字が似ているため、混同しないよう注意が必要です。

2025年末にはドイツ人旅行者も相談

2025年12月には、ドイツ人旅行者が同様に育毛効果をうたうハーブ製品を購入し、2万2,000バーツを超える金額を支払ったとして警察へ相談しています。

このケースもパタヤのビーチロード周辺で発生したと報じられています。

被害を訴えている人の国籍はさまざまであり、特定の国籍だから騙されやすい、騙しやすいという話ではありません。

6月には外国人6人を摘発

2026年6月19日には、チョンブリ入管警察が、同様のハーブ製品の高額販売に関与した疑いのあるパキスタン国籍6人を摘発しました。

警察によると、グループはパタヤ・ビーチロードやセカンドロード周辺で旅行者へ声をかけ、育毛や短期間での減量効果などをうたう商品を店へ誘導して販売していた疑いが持たれていました。

当局は取引記録などを調べ、数百バーツ程度で流通する商品が数千~数万バーツで販売されたケースがあるとしています。

なお、この6人について報じられている具体的な手続きは、外国人による無許可就労などを含むもので、今回の8月の相談事件と同一人物だったと確認されているわけではありません。

過去の摘発では未登録商品も見つかっている

2024年11月にも、パタヤのハーブ販売店に対して警察、入管、公衆衛生当局などによる合同捜査が行われました。

その際には、ラベルのない粉末などが押収され、未登録のハーブ製品販売などが問題になっています。

タイではハーブ製品や医薬品についても登録・販売に関するルールがあり、タイ食品医薬品局(FDA)の公式検索システムでは、許可された健康関連製品を検索できます。

髪・体重など「コンプレックス」を狙う話には注意

今回の手口で特徴的なのが、旅行者本人が気にしている可能性のある身体上の悩みを会話の入り口にしていることです。

例えば、

  • 薄毛
  • 体重
  • 肌
  • 疲労
  • 美容

などです。

自分が気にしている内容について「すぐ改善する」「今日だけ安い」と言われると、普段より冷静な判断が難しくなることがあります。

健康や美容に関する高額商品ほど、その場では購入せず、一度店を離れて調べるのが安全です。

旅行者が覚えておきたい「5つの赤信号」

  • 知らない人が突然、身体の悩みを指摘してくる
  • 「すぐ治る」「必ず効く」など断定的な効果を強調する
  • 別の店や部屋へ一緒に行くよう求められる
  • 値段が最初にはっきり提示されない
  • 「今だけ」「すぐ払って」と即決を迫られる

1つだけなら通常の営業トークの場合もあります。

しかし複数が重なった場合は、その場を離れる判断を優先した方が安全です。

断るときは長く説明しなくていい

知らない人から声をかけられたとき、旅行者側が相手を説得したり、丁寧に断る理由を説明したりする必要はありません。

興味がなければ、短く断ってその場を離れるだけで十分です。

特に、相手が後ろをついてくる、腕をつかむ、進路をふさぐなど、単なる営業を超える行為があった場合は、近くの店舗やホテルなど人がいる場所へ移動してください。

「その場でカード決済」は特に慎重に

高額商品の購入を突然持ちかけられた場合、現金だけでなくクレジットカードの支払いにも注意が必要です。

支払う前に最低でも、

  • 最終的な金額
  • 通貨がバーツなのか他国通貨なのか
  • 商品数と単価
  • レシートが発行されるか
  • 返品・返金条件

を確認してください。

少しでも分からない点があるなら、その場では決済しない方が安全です。

すでに支払ってしまった場合は証拠を残す

もし購入後に「おかしい」と気付いた場合は、商品を捨てず、可能な限り証拠を残してください。

  • 商品本体
  • 箱・ラベル
  • レシート
  • カード利用明細
  • 店の名称・場所
  • 販売者の特徴
  • やり取りしたメッセージ

などが、警察やカード会社へ相談するときの材料になります。

カード決済の場合は、不審な請求だと考えた時点でカード会社にも早めに相談してください。

危険を感じたら191、旅行者は1155

タイで犯罪被害や強い威圧などに遭い、緊急の助けが必要な場合は警察の191へ連絡できます。

外国人旅行者の場合は、タイ・ツーリストポリスの1155も利用できます。

タイ警察・緊急

191

ツーリストポリス

1155

ツーリストポリスは公式の「Thailand Tourist Police」アプリも提供しており、旅行者向けの支援や通訳などに対応しています。

【追加情報】9月にも同じ店舗をめぐる相談

今回の8月のケース後にも、似た相談が続いています。

2026年9月15日、31歳のスリランカ人旅行者が、パタヤで外国人男性から声をかけられ、育毛効果をうたうココナッツオイルやハーブ製品を購入したとして警察へ相談しました。

支払った金額は3,300バーツです。

警察が店舗を確認したところ、報道では今回紹介したインド人旅行者の相談と同じ店舗だったとされています。

この旅行者は、店内に複数人がいることを見て不安を感じたとも説明しています。

単発の相談ではなく、類似した販売方法について繰り返し警察へ相談が寄せられている点には注意が必要です。

国籍ではなく「手口」で判断する

今回の被害申告者はインド人ですが、「インド人だから騙された」「特定の国籍の人は騙す側」と考える根拠はありません。

過去の相談ではインド人だけでなく、ドイツ人、英国人、スリランカ人など複数の国籍の旅行者が被害を訴えています。

警戒するときに見るべきなのは相手の国籍ではなく、

  • 突然声をかける
  • 健康上の悩みを利用する
  • 別の店へ誘導する
  • 効果を断定する
  • 高額な即決を迫る

といった具体的な行動です。

まとめ:知らない人について店へ行かない

2026年8月、パタヤ・セカンドロードでインド人観光客が3人の外国人男性から育毛効果をうたうハーブ製品を勧められ、約14,800バーツ相当を支払ったとして警察へ相談しました。

今回のポイント

8月26日夜、パタヤ・セカンドロードで発生。

外国人男性3人が観光客へ育毛効果をうたう商品を紹介。

観光客は店舗へ案内され、43,000インドルピーを支払ったと申告。

8月27日未明、パタヤ市警察署へ相談。

同様の高額ハーブ販売トラブルは過去にも複数報告。

9月には同じ店舗をめぐるスリランカ人旅行者からの相談も発生。

海外旅行中にフレンドリーに声をかけられること自体は珍しくありません。

しかし、その会話から突然「健康商品」「投資」「両替」「宝石」などの購入へ話が変わり、別の場所へ連れて行こうとする場合は警戒した方がいいでしょう。

知らない人に誘われても店へついて行かない。その場で高額商品を決めない。違和感があればすぐ離れる。この3つを覚えておくだけでもリスクを大きく下げられます。

参考情報

  • The Pattaya News「Indian Tourist says Foreign Men Selling Miracle Herb to “Cure” Baldness Scammed Him For 15,000 Baht in Pattaya」
  • The Thaiger「Indian tourist claims Pattaya trio duped him with hair growth herbs」
  • The Pattaya News「Indian Tourist Files Police Report After Alleged Overpriced Miracle Herb Scam in Pattaya」
  • Pattaya Mail「Pakistani group held in Pattaya over alleged herbal sales fraud」
  • Khaosod English「Four Arrested in Pattaya Herbal Medicine Scam Targeting Tourists」
  • The Pattaya News「Sri Lankan Tourist Says He Lost Over 3,000 Baht in “Miracle Herb” Scam in Pattaya」
  • Royal Thai Police「Travel Safety Advisory for International Visitors」
  • Tourist Police Thailand「Tourist Police Hotline 1155 / Thailand Tourist Police Application」
  • タイ食品医薬品局(FDA)「Health Products Search / Herbal Products」

この記事は、当YouTubeセカンドチャンネル動画をもとにしています。

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