日本人のタイ入国禁止! タイ入国審査での体験談とビザラン規制の現状

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はじめに

近年、タイへの入国審査が厳格化されているという話を耳にすることが増えました。特に、観光目的で頻繁に入国を繰り返す「ビザラン」行為に対しては、より厳しい審査が行われるようになっています。今回は、私が実際にスワンナプーム空港で経験した入国審査での出来事をもとに、現在のタイの入国事情と注意点を詳しく解説します。

入国審査での具体的な経験

1. 入国前の状況

私はこれまで、タイと近隣諸国を行き来しながら生活していました。2025年の初めからタイに2ヶ月滞在し、その後ベトナムに2週間滞在。そして再びタイへ戻る予定でした。このような行き来は過去にも何度か経験しており、特に問題はありませんでした。

2. イミグレーションでの審査

スワンナプーム空港に到着し、イミグレーションの列に並びました。通常通りパスポートを提出し、入国審査官から以下のような質問を受けました。

  • 滞在期間はどれくらいか? → 3週間程度と回答
  • 宿泊先はどこか? → 予約済みの宿泊先を提示
  • 帰国便の予約はあるか? → まだ予約していない

この時点で審査官の表情が少し変わり、近くの上司らしき人と何やら話し始めました。その後、「ちょっとこちらへ」と言われ、別室へと案内されました。

3. 別室でのさらなる審査

別室に着くと、再び詳細な質問が行われました。

  • 滞在先の詳細な予約確認書はあるか? → 予約はしているが、契約書は手元になく部屋にあると説明。
  • 所持金はいくら持っているか? → 日本円とタイバーツを提示。
  • 過去の入国履歴について → 直近1年以内に何度タイへ入国しているか確認。

特に所持金については、財布の中身を確認されることとなり、日本円やタイバーツの額を見せることになりました。また、「帰国便を予約していない」という点が問題視され、その場で帰国便の予約をするよう指示されました。

Wi-Fiを使い、急遽3週間後の帰国便を予約し、そのスクリーンショットを提示したところ、ようやく入国が許可されました。

ビザラン規制の背景

1. なぜビザランが問題視されるのか?

タイ政府は、観光ビザやビザなし入国を利用して実質的に長期滞在を続ける「ビザラン」を防ぐため、2014年以降、規制を強化してきました。ビザランが問題視される理由は以下の通りです。

  • 不法就労の防止 → ビザなしで滞在しながら働く外国人が増加したため。
  • 犯罪の抑制 → 違法な活動に関与する外国人の流入を防ぐため。
  • ビザ制度の適正化 → 正規のビザを取得せずに長期滞在するケースを防ぐため。

2. ビザラン規制の具体的なルール

  • 年間4回以上のノービザ入国は制限される可能性がある
  • 短期間での再入国を繰り返すと、入国審査が厳しくなる
  • 入国審査官の裁量で入国拒否となるケースもある

入国審査での注意点

タイへの入国をスムーズに行うために、以下の点に注意することが重要です。

  1. 帰国便の予約確認を用意する
    • 入国時に帰国便の予約確認が求められることがある。
    • 事前に予約を行い、証拠となる書類を用意しておく。
  2. 宿泊先の詳細情報を準備する
    • 宿泊先の予約確認書や契約書など、滞在先を証明する書類を持参する。
  3. 所持金の証明を用意する
    • ある程度の現金を持参し、必要に応じて提示できるようにする。
    • クレジットカードの残高証明があると安心。
  4. 過去の入国履歴を確認する
    • 頻繁な入出国はビザランと見なされる可能性がある。
    • 必要に応じて正規のビザを取得することを検討する。

長期滞在を希望する場合の選択肢

タイでの長期滞在を希望する場合、以下のビザ取得を検討するとよいでしょう。

  • 観光ビザ(TRビザ)
    • 60日間滞在可能で、30日間の延長が可能。
  • ノンイミグラントビザ
    • ビジネスや教育など、特定の目的で長期滞在が可能。
  • タイランドエリートビザ
    • タイランドエリートメンバーシップに加入することで、5年から20年の長期滞在が可能。
  • DTV(Destination Thailand Visa)デスティネーションタイランドビザ
    • 2024年7月15日より、リモートワーカー、デジタルノマド、フリーランサーなどを対象とした デジタルノマド向けビザ(DTV) DTV保持者は通算180日までの5年間の複数回入国が可能。

まとめ

タイへの入国審査は近年厳格化されており、特にビザラン行為に対する取り締まりが強化されています。スムーズな入国を実現するためには、以下を徹底しましょう。

  • 必要な書類(宿泊先の予約確認書、帰国便の予約確認書、所持金の証明)を用意する。
  • 頻繁な出入国を避け、必要に応じて適切なビザを取得する。
  • 最新の入国情報を常に確認し、適切な対応を心掛ける。

私の経験が、タイへの渡航を計画している皆さんの参考になれば幸いです。安全で楽しい旅をお祈りしています!

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