
インドと言えば誰でも思い浮かべるもの。
カレー、タージマハル、ヨガ・・・そしてガンジス川。
ガンジス川といえば世界一キタナイとも言われているが逆に神聖な川とも言われている。
真逆のことが言われているが世界的にもめちゃくちゃ有名なインド、バラナシ(ワラナシ)に位置するガンジス川では様々なことが起きている。
その中でも特に有名なのが火葬。
ガンジス川では24時間火葬が行われていて遺灰をガンジス川に流すというらしい。
今回はそんなガンジス川、ガンガで見てきた夜の火葬場の様子を動画とともに振り返って行こうと思う。
※ガンガとはガンジス川のことを言います。
インド渡航の最低限の注意

インドではとにかく野犬に出くわすことが多い。
出くわすというよりは風景とでも言ったほうが正しいだろう。
人間、牛、犬、猿・・・まさに自然と一体化している。
我々日本人は特に今は野良犬も見かけなくなってきて犬といえば可愛らしい犬しか思い浮かべないだろう。
しかし野良犬、野犬で最も恐れるものがある。
狂犬病だ。
噛まれたら24時間以内の処置が必須らしい。
幸いにも狂犬病にはワクチンがある。
なので渡航前には狂犬病ワクチンを摂取すると安心だろう。
ちなみにタイ、バンコクのスネークファームという場で摂取すれば日本より格安で済む。
長期で渡航する際は、バンコク経由で旅をする人も多いと思うのでぜひ頭に入れて置いていただきたい。
インド、バラナシのガンジス川
インド、バラナシのガンジス川はたくさんの人で溢れている。
観光客はもちろん、現地の人たちの大切な生活用水ともなっているので沐浴ではなく普通に体を洗ったり洗濯をしている。
それだけでも結構なインパクトだが更に用を足すともいう・・・
そんなガンジス川は遺灰を流すという神聖な川でもある。
毎晩「プージャ(PUJA)」というヒンドゥー教の礼拝儀式が行われる。
礼拝儀式プージャ

プージャとは「プージャ」もしくは「アールティ」と言われ、ヒンドゥー教の伝統的な神への礼拝の一つ。
燭台に火を灯し、音楽が奏でられながら、礼拝僧(バラモン)がお祈りを捧げます。
時間が大体日没後なので冬は18時頃、夏場は19時頃にガンジス川のダシャーシュワメードガート(Dashashwamedh Ghat)で行われる。
ちなみにガートというのは簡単に言うと川沿いの階段みたいになってたり、建物がある名称、住所的に思えば問題ないと思います。
日本語で言えば「階段」という意味のようです。
ガンジス川といえば沐浴が有名ですがこの礼拝儀式プージャも絶対必見です。
ということで日没後にガンジス川をボートで回ることに。
プージャの様子はYouTubeでご覧いただけます。
夜のガンジス川をボートに乗り回ります
ボートの手配はガンジス川に行けば必ず声をかけられるだろうから問題ないでしょう。
しかし、ほぼボッタクリに合うので不安な方は日本人宿にお願いしたほうが無難です。
今回は宿でおすすめしているガンジス川ボートツアーに。
ツアーって言っても現地で出会った旅仲間のみだったんでほぼプライベートツアーです。
個人的にはマジで彼ら(旅仲間)に出会えてよかったです。
あまり日本人とは交流がなかった長期旅行でしたが彼らがいなければインド旅行は断念してたかもしれません。
未だに残るカースト制度
先程ガンジス川は生活用水とも言いましたがインドでは既にカースト制度は廃止されたのに今だに残っているのが現状です。
なのでガートによって使えるカーストが決まっているようです。
ガートには様々な名前がつけられていてカーストの名前、王様の名前がつけられています。
そんな話を聞きながらゆっくりとボートは火葬場の方に向かって行きます。
火葬場で見たもの

火葬場が少しづつ近づくにつれ僕たちの緊張感も自然と引き締まってきます。
ちなみにガイドさんも日本語巧みなので全て日本語説明です。
旅先の外国人が巧みな日本語を話すとついつい警戒してしまうのが旅人の性というものですが中にはちゃんとした方もいるので悪しからず。
私の初電子書籍の
インドのガンジス川で大麻ドリンク: 気付けば世界一汚いガンジス川の大麻ドリンクで大悲劇
でもご紹介したブラウンさん同様、彼もしっかりと真面目に我々をサポートしてくれます。
ガンジス川の夜風はなんとも言い難い感情にさせます。
旅のクライマックスとでも言うのでしょうか。
いろんな思い出も蘇りつつ神秘的な感情にさせます。
火葬場は川沿いにありそこでは24時間、火葬が行われていて遺体が運ばれます。
川からは撮影可能なのをガイドさんに確認し撮影しました。
遠くからでもわかる炎

ボートからでもしっかりとわかる炎。
目の前で行われている火葬。
とてつもない量の煙。
自然と僕たちも無言になっいます。
ガンジス川に遺灰を流す。
これはインド人にとってはとっても名誉なことらしいです。
半焼でも流される

火葬は薪で行われていてもちろん実費は自己負担。
なので薪代が足りなくて半焼で流されることもあるようです。
今はガス火葬もあるがやはり薪で火葬を望む方が多いようです。
サドゥーと呼ばれる修行僧などは自分の寿命が近く感じたらお金が無くてもどんなに遠くても徒歩で、ガンジス川までくるらしいです。
例え片足が無くても何としてでも、ガンジス川で終えたい・・・
そのくらい神聖な場所がガンジス川。
ヒンドゥー教の特にシヴァ派では最高神に位置づけられている、シヴァ神が宿っていると言われています。
また、小さな子供やお金が無い方の遺体はそのまま流されることも多いようです。
火葬場に立ち入り可能
火葬場は立ち入りが可能です。
しかし基本、撮影は禁止です。(許可必須)
後ほど火葬場に立ち入りましたが火葬台の上に遺体が置かれ、燃えている最中はくっきりと人の形が見えます。
そしてあまりの煙の量にむせ返ってしまいました。
目を開けるのもかなり困難な程です。
火葬場での注意事項

- 話しかけられても「無視」する!
 - 火葬場に入るのは「無料」!
 - 写真、動画撮影は「禁止」!
 
前日の日中にも火葬場に行きました。
その際に
「薪代を寄付してくれたれら入れる!」
と現地のインド人の数人に止められました。
このことをガイドさんに改めて聞くと
「みんな詐欺師!」
とのことです。
火葬場に行くと「寄付」という言葉で複数のインド人が入るのを阻止し騙してきます。
一人突破したらまた違うインド人に・・・の繰り返し。
「NO!!」
「MONEY!!」
と結構な声の大きさで叫ばれます。
「彼らはみんなグル!」
とガイドさん。
その寄付金は彼らのマ●●ァナ代になってしまうようです。
なのでこれからガンジス川に行く方は決して「寄付」しないでください。
彼らは無視して目も一ミリも合わさずに敬意を払い火葬場に入りましょう。また火葬場の撮影は禁止です。
ボートからのみ可能です。
ガンジス川の火葬を見て感じたもの
人はいつか亡くなる。
これは等しく与えられたことです。
ガンジス川での火葬はとても衝撃的で文にするのは困難です。
ただ一つ思ったのは最後に亡くなる時にまた生まれたいと思いたい。
そんな風に思えればとても幸せなんじゃないかと思います。
そんな最後を迎えれるように今日という日を噛み締めて生きていければいいなぁと感じました。
まぁ不完璧なので寝て過ごす日もあったり・・・・(笑)
でも寝る姿勢のYOGAのポーズもあるので良しとしよう!(笑)
インド旅行に保険は必須
海外旅行では怪我やトラブルもつきものです。
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海外渡航歴が多い私KUNIがいつも使用しているのはクレジットカード付帯の海外旅行保険。
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今回の記事の動画です。火葬場の様子が見れます
礼拝儀式、プージャの様子です



